8月


                                   7月の記録

2000年9月全島避難で住み慣れた三宅島を後にし1年11ヶ月がたちました。昨年の春、単身八丈島に移りユリ栽培を再開しています。仕事の様子や身の回りの出来事、風景などを週に1〜2度書いています。
三宅島の火山活動は沈静化に向かっていますが、いまだ大量の火山ガスを出し続けており島民の帰島を阻んでいます。4月からは週一回東京から三宅島への直行便(船)がでることになり、島民も定期的な日帰り帰島ができることなりました。しかし半日の滞在時間では時間が短すぎます。今年度、住民用(300名)のクリーンハウスの建設が決まりました。来年は滞在型一時帰島を期待しています。            

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8月26日
21日から25日まで家族に会いに上京。
船は八丈島を10時過ぎに出港、御蔵島に寄港した後、2時頃に三宅島の近くを通る。毎回1時間程デッキに出て三宅島を眺める。いつもは西風のため青白い火山ガス(二酸化イオウ)が山肌を下って三池地区を覆っているのが見える(船は島の東側を通る)のだが、この日は北東風で白煙だけが見えた。
ああ〜、早く帰りたい!!
8月19日
台風13号が八丈島近くを通過。近くを通った割には前回の6号、7号台風に比べ大した風は吹かず、農業被害は多くはないと思われる。観光シーズンに船が4日間欠航のため、観光客は東京に戻れなくで困ったことでしょうが、、、。
私のハウスの脇に植えてある自家用オクラも少し傾いただけで無事だった、暫くおかずの一品として楽しめる(私はオクラが好き)。

夜になりまた風が強く吹き始めた。夕方の静けさは台風の目の中に入っていたのかな?
8月15日
今月末からお歳暮用ユリの植付けが始まる。植付け準備が間に合わなくなりそうなのでお盆休みを返上して働くことになった。ハウスの中は日中40度位になり長時間は入っていられない。少し働いては休みの繰り返し、しかし暑い、、、。
8月11日
八丈島納涼花火大会が行われた。昼間は歌に太鼓に歌謡ショウーなど。夜は8時から30分間、底土海水浴場で盛大に花火は打ち上げられた。浜辺から周辺道路まで大変な人出で何千人いただろうか、とにかく賑やかだった。私も一人というのがちょっと寂しいが砂浜に座って暫し花火に見とれていた。
8月9日
一度使った球根は処分し、次の球根を新たに購入し植え付ける。一度使った球根を植えても商品になるような良い物はできないが、咲かないわけではないし一年養成すればまた大きくなる。今回の球根は町役場さんとHAT(八丈島空港エアーターミナルビル)さんが島内緑化用に使ってくださることになった。
8月6日
底土海水浴場は大変いい凪で、海水浴客、ダイバー、島の親子連れで連日賑やかな様子。青い空と山の緑と澄んだ海、夏の島は最高。やらねばならない仕事もあるが、せっかくの夏だから時間を作って泳ぎに行こう。
8月3日
昨日、夏のユリは全て出荷終了した。季節外れの二度の台風も実害を免れ、注文も例年以上に頂き、まあ良い結果となった。今日で女房も東京に戻り、また単身生活になる。一人暮らしはちょと寂しいが頑張るしかない。明日からは球根を処分したり、後始末をしなければいけない。