10月

2000年9月4日全島避難で住み慣れた三宅島を後にし1年がたちました。今年の2月に単身八丈島に移りユリ栽培を再開しています。仕事の様子や身の回りの出来事、風景などを週に1〜2度書いています。9月、10月で島民念願の一時帰島が実施されました。地域、個人の被害の程度は酷かった人、軽微だった人、個々に 違いがあったようです。数時間でも自分の目で島を見、自分の家を見た意味は大変大きかったです。次は泥流、火山ガスの安全対策をしたうえでの希望島民の夜間滞在を検討してもらいたものです。            
     9月の記録


10月25日
これは八丈富士中腹にある町営ふれあい牧場。10月下旬というのに日中は25度位、夜も20度以上あり、さすが八丈島、三宅島よりも暖かい。まだ半袖だし、寝る時も夏掛け十分。しかし雨はよく降る。
10月21日
三宅島では火山ガスで花卉園芸の主幹作物のレザーファンが枯れてしまった。避難解除後にそなえて三宅村の事業として、ここ八丈島で農地を借りて今月からレザーファンの苗作りが始った。写真は植付けを終え風除けのトンネルハウスに防風ネットを張った状態。
10月12日
飛行機で上京する時は左側の窓側の座席をとる。天気がよければ離陸後十数分で三宅島が見える。今日は快晴、森の枯れている様子や、建物もはっきり見えた。多量の火山ガスが北東方向にたなびいていた。ああ、いったいいつになったら島に戻れるんだろうか、、、。
10月9日
台風も東に逸れてくれて一安心。8月31日に植えたカサブランカに花芽が見え始めた。