2004年2月

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2000年9月全島避難で住み慣れた三宅島を後にし3年半がたちました。2001年の春、単身八丈島に移りユリ栽培を再開しています。仕事の様子や身の回りの出来事、風景などを書いています。

今月の選挙で新しい村長さんにかわりました。出来るだけ早く(年内希望)帰島時期を示してもらいたいです。
長引けば長引くほど、帰島したい人、帰島できる人は減るでしょう。

今月後半は、実家の大阪へ帰ったり、滋賀で農家産直HP講習会に参加したり、三宅島の農業視察に行ったりで不在気味ですが、その間家内が留守番をしています。

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2月28日
三宅村農業委員会で全島避難後2回目の三宅島農業基盤現地視察を行った。火山ガスによる農作物と農業用水、パイプハウスなど農業施設の被害および3年半人の手を離れた農地荒廃を目の当たりにして事態の深刻さをあらてめて痛感した。しかし、困難はあるものも地域によって、作物によっては営農再建の可能性も十分ありとも感じた。
写真は阿古地区のドラセナ農家のハウスの様子。作物のドラセナは完全に枯れ、ハウスも錆びて崩れ落ちてしまった。前回約2年前に視察したときは下の写真のようにハウスのパイプは錆びはじめているものの作物はまだ生育していた。
2001年11月
2000年9月全島避難後、約1年2ヶ月後に行われた農業委員会の現地視察時の様子。さらに2年3ヶ月後の今回の視察では、このハウスが上記のようになってしまっていた。
2月23日
農家インターネット産直支援組織NPOアグリコの講習会が滋賀県大津で行われた。滋賀県、福井県、和歌山県、三重県など関西地区会員対象の講習会だったが、私も大阪の実家へ帰る予定があったので、せっかくの機会と、参加した。今回はアグリコ代表冨田氏による、マーケティングの講義と商品撮影の講習。汗拭きタオルを頭に乗せているのが冨田さん、気合が入って額に汗を流しながらの講習でした。
2月21日
久しぶりに両親に会いに大阪の実家へ行った。ハウスで花を作っていると、なかなか帰省する時間がとれず、1年か2年に一度しか両親に顔を見せることができない。何かと心配ばかりかけているので、もっと親孝行をしなきゃとは思うのだが、時々電話したり作ったユリを送ったりくらいしかできないのが現状。自分の仕事を早く安定させるのが親孝行かな?。右端は私の兄貴。
2月18日
今日、三宅村経営講造対策推進事業先進事例視察なるものに参加した。国分寺市と小平市にある農協に隣接した農産物直売所の視察と、東村山市にある鉄骨ハウスとストロングハウスの視察、それに参加者による座談会。参加者は20数人いたが、認定農業者や中核的専業農家や農業委員の参加が少なくて少々寂しい感じもした。帰島後導入される予定の農業関係補助事業に備えての視察だろうから、当の農家がもっと関心を持たなければいけないと思うのだが、、、。
2月16日
これは知り合いのフリージア農家安井さんのハウス。蕾も見え始め、来月には出荷だそうだ。昨年11月ごろ雨が多く気温が高かったので、今年は、人によっては収量が減るのでは?とのこと。
来月にはフリージア祭りもありますので、観光客の方、八丈島に遊びに来てください。
2月14日
このハウスは昨年12月に切り花出荷した後、すぐに球根をうえつけたもの。オリエンタル系(手前)はまだ1ヶ月程かかるが、スカシユリ(左側)はそろそろ出荷できそう。1ハウスだけだが、お中元用産直ユリまでの繋ぎで、不十分ながら生活費の足しにはなるかな?
2月7日
東京で会議(農業関係)があるので上京。観光シーズンは船の利用客も多いが、普段はガラガラ。八丈の人はほとんど飛行機を利用するようだが、私は急ぎの時以外は船を使うことにしている。時間はかかるが料金が安いのがいい。ゆっくり本を読んだり、のんびり考え事をしたり、船旅も良いですよ。
2月6日
赤い花はアロエの花。八丈空港の前は一面にアロエが植わっており、冬の開花期は見事(今年は台風の影響もあってか例年より花は少ないようだが)。そのアロエの花の蜜を吸いに、ヒヨドリがやってくる。珍しい鳥ではないけれど暫くバードウオッチング。